idea factory from newspaper 2003 8 17

日本語と漢字(Japanese language and Chinese character)
 日本語は、音として考えれば、国際語になり得ると思う。
しかし、文字で書くと、漢字という問題がある。
この漢字を理解するのが、外国人には困難に思えるでしょう。
日本人でも、漢字で書かれた地名が読めず、
となりに書かれたローマ字で、読み方がわかる場合がある。
 日本は、漢字先進国になるかもしれない。
漢字を発明した中国においては、むずかしい漢字を簡略化したのか、
画数の多い漢字がなくなってしまったかもしれない。
蕭蕭班馬鳴 李白 「送友人」から
この「蕭蕭」という漢字も、原文の漢字ではない。
それに近い漢字をあてている。
もしかすると、この「蕭蕭」という漢字は、中国においては、
インターネット閲覧ソフトで、表示できないかもしれない。
今は昔、私は、書道において、漢字の書き方は、王羲之の書を参考にしました。
 さて、楷書体で書いた漢字は、まだ読めるが、
草書体で書いた漢字は、さらに読めなくなる。
この草書体の漢字は、アラビア語に似ているように見える。
 さて、アラブの話がでたので、イスラムの話をしましょう。
日本の絵は、西洋美術の影響で、変ってしまったが、
西洋美術が入ってくる前の日本古来の絵は、どうだったでしょうか。
 この日本古来の絵と、イスラムの絵が似ている。
イスラム教の天使の絵と日本古来の絵が、似ている。
 日本においては、西洋の絵画が中心で、
イスラムの絵は見かけないので、気づかないでしょう。
さらに、日本古来の絵も見かけなくなってしまった。
 日本が西洋化されていない時代の文化と、
イスラムの文化を比較すると、
似ている部分が、発見できる。
現代においては、西洋化された日本と、
西洋化されていないイスラム。